父の鬱を抱えた女性が結婚を決めた経緯

父の鬱を抱えた女性が結婚を決めた経緯

私の友人が、私との会話がきっかけで結婚を決めたよ!

と言ってくれたので、感想文にして~。

と軽く頼んだら、とても長くて感動的な 文章を送ってくれました。

 

彼女は、大きな悩みを抱えながらも普段はとても明るくて、 いつも人の為に笑顔を絶やさない女性です。

そんな彼女が、自分の為に幸せになると決意しました。

 

私の心理セラピストとしての知識は そのきっかけに過ぎません。

 

彼女が自分の力で勝ち得た幸せです。

 

 

幸せになりたい。

そう思う人の力になれることがあれば、 私はさらに幸せです。

 

 

 

以下、送ってくれた文章です。

 

***********

父が「鬱」と言われて、8年。

多趣味で仕事バリバリ、家族を大事にする 理想の父のあまりの変化に、

家族全員がショックと戸惑いで やりきれませんでした。

 

最初の数年は、何人もの医者が 「鬱」と診断しても、父を始め、 家族全員がそれを受け入れませんでした。

 

今も父自身は「鬱ではない」と信じています。

 

 

父の症状は、まず痛みが先に出ました。

苦しくて、耐えられないほどの痛みを 体中に感じ、体の隅々まで全て調べ上げても、 どこも悪いところはなし。

父は耐えられないほどの痛みに苦しみ、 自殺を考えていた時期もありました。

 

寝たきりになり、玄関から外へも出られず、 私たち家族は可哀想でなんとかしてあげたいと 必死になっていました。

母は仕事を辞めて父につきっきりになり、 都内に住む私は毎週末のように実家に帰り、

「鬱だ」と言い捨てる医者に食って掛かったり、 父の興味のありそうな本や物を買って届けたり、 父の寝床で手をにぎって励ましたり、 「死にたい」という父の隣で一緒に泣いたこともありました。

 

 

8年目の今年、父はついに長期入院になりました。

未だに体のあちこちに痛みがあり、 睡眠薬をのまなければ眠れない日々。

私たち家族は、とにかくどうにかしてあげたい、 その一心でした。

 

毎週のように痛いところをすべて調べても、 やはり異常はなし。

脳にも異常なし。 病院の食生活が良いのか、数値はすべて健康な状態。

なのに、本人は痛みで辛い…。 どうしたらいいのか、もう行き詰っていました。

 

そんな時、昔からの友人で、 カウンセラーとして独立した鳥屋尾さんに再会。

父のことを軽く話したところ、思いもよらない言葉が。

 

「お父さん、好きでやってるんじゃない?」

 

・・・

 

思わず絶句でした。 え???

「だって、人間嫌なことはしない。 好きなことしかしない。

きっと、無意識だけど、 お父さんに何か良いことがあるから そうなっているんじゃない?」

 

ここで一気に、頭の中が逆回転し始めました。

 

”お父さん可哀想、お父さん辛い、 何とかしてあげなくちゃ、どうしよう、元気になってほしい…”

 

という思いから、

 

”そう言えば、3歳で実母が出て行ってしまった父は、 母という優しさを知らない。

母に甘えた経験がない。

 

そうか、今、実母に甘えられなかったことを、 妻にしているのかも?

今まで真面目に良い旦那、 良い父親を頑張ってきて、 休む暇がなかったから、 病院の個室で好きに過ごして、 24時間お世話をしてくれている 病院が居心地いいのでは? 

 

妻も甘えさせてくれているし…。

父は潜在意識で、今の状況を好んでいるのでは?

この状況を続けるためには、 真面目な父には何か理由が必要で、 痛みとして現れるのかも。”

 

 

という考えもあるのかも、 と思うようになりました。

母にも早速この話をしてみると、 その考えはなかったとびっくりしながらも、 そう言われてみれば…と。

 

 

もちろん、そうでもないかもしれないし、 父が痛みを感じているのは事実なので、 私たちはこのまま家族として 父に良くなってほしいという姿勢を見せ、 ケアをし続けますが、

あとは父に任せるしかないのでは、 と少し気が楽になりました。

 

 

私はその頃、結婚を考えている彼がいて、 父に会わせて承諾を得なければ 結婚してはいけないと考えていました。

何度も実家に彼を連れて行きましたが、 父の状態が悪く、会うことができず、 父に会うまで結婚を待とうと言っていました。

 

 

しかし、鳥屋尾さんと話す中で、 父は父で自分の人生を(無意識でも)選んでいる。

そこに私たち家族の意思は全く関係なくて。

私は私で年齢もあるし、父を待たずに 結婚してもいいんじゃないかと思い始めました。

母は、それには大賛成で、父にも伝えてくれました。

 

 

今週、私は入籍します。 父に一度も紹介していない人と。

罪悪感は、もうないです。

 

式は、父が参加できるまで待ちたいと思います。

母にも、父だけに人生を捧げずに、 気楽に楽しんでねと言っています。

 

 

鳥屋尾さんと話してから、 どれだけ気持ちが楽になったか。

そんな考えは自分勝手だ、父に申し訳ない、 と思う方もいらっしゃるかもしれません。

私も、父が幸せではなければ家族が幸せではない、 そう思って8年もの間、父を思う度に辛かったです。

 

そばで見ている母の辛さはもっとでしょう。

でも、私も母も、自分に責任を持ち、 自分を幸せにしてあげなければと気づきました。

父の意識が再び、その喜びに焦点が当たった時、 体が痛みを作り出すことをやめるでしょう。

そして、その日が間違いなくくると信じています。

 

 

鳥屋尾さん、本当にありがとうございました。

 

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